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涙の追悼式

3月11日にドイツ・ウィネンデンでおきた銃乱射事件。

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         画像Stern Nr.13 (19.03.09)
           
あまりにも悲惨で重いテーマなので、触れたくなかった。
が、やはり書かずにいられない。
子を持つ親として、パートナーのいる者として様々な思いが頭の中を巡る。
一瞬にして愛する人がいなくなるとは、・・・・悲しみの戦慄が走る。

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         画像SternNr.13(19.03.09)

どうして?なぜ?
3月19日付けのStern誌に掲載記事によると、命を取り留めた人質男性W氏は青年に「どうしてこんなことをするのだ」とたずねたそうだ。

返答は、「愉快だから」・・・・・

無事命を取り留めたW氏は、「とにかく私の子供のために生きていたかった」と語っている。

いつもひとりぽっちで、目立たずおとなしい生徒であった青年。
その昔、彼の誕生日パーティには、なんと父親の会社の従業員を招待して祝ったとか。
彼に友人がいなかったためだ。

父親は、卓球が好きだった息子のために、クリスマスプレゼントとして、ドイツ卓球界の大スター・ティモ・ボルさんとの練習試合をアレンジしたそうだ。 

犯行に使った銃は、父親のものだと報道されているが、どうしてすぐ手にできるような場所に保管してあったのか?

父親のことは、レポートされているが、母親は孤独で友人がいない息子に対し、一体どんな接し方をしていたのだろうか。 2人の子供を持つ親の私としては、非常に気になる。

昨日(21日・土曜日)、なくなられた方を偲んで追悼式が行われた。
ケーラー連邦大統領が追悼演説の途中で涙をこらえ声を詰まらせていた。

Stern には、被害者の写真も掲載されている。
残された遺族を思うと、涙が流れてしまうのは私だけではあるまい。

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by foodwatcher | 2009-03-22 23:37 | 堪忍袋