バイエルン州ミュンヘンのオクトーバーフェストといえばビールの祭典です。

日本では10月(オクトーバー)でなくても、ちょくちょくオクトーバーフェストが
あちこちで開催されているようで、ちょっと拍子抜け。

いずれにせよ、ビール一人当たりの消費量はバイエルン州という印象を受けそうですが、
実はザクセン州が1位なのです。こちらに公開記事があります。

ビール純粋例導入から5世紀、ドイツで一番のん兵衛はザクセン州!

ビアガーデンで飲む一杯が一層美味しいこの頃です。
でも今週は天気があまりスッキリせず、肌寒い日が続いています。
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by foodwatcher | 2015-06-19 19:49

2月も、すでに最終週になりました。
今月は、風邪を引いて、咳、熱、喉の痛みと大変なことになっていました。

思えば、風邪を引いたのは6年ぶりです。

普段は、スポーツジム、水泳と、週に最低5回、つまり平日はほとんど
1時間から2時間、体を動かし、汗かいています。
そう、サウナも週1回欠かさず。
それが効をなしてか、ホント風邪ひとつ引かず、元気でした。

今年は年明けそうそう、事情があり4週間ほど運動できず、うずうずしてました。
その後、風邪を引いてしまいと、6年分まとめて病気になったような感じ。

せっかちな私も、自分に言い聞かせて、ここはゆっくり時間をかけて直すしかないと
毎日、静かに生活することに専念してました。

辛かったのは、食事ができなかったこと。
というか、食欲がなくて、あんまり食べる気がしなかっただけですが。

けれど、いつか春はやってくるようです。
少しずつ、風邪も治まり、咳や鼻水も落ち着いてきたので、
何とか夜も静かに寝れるようになりました。

ここのところ、青空がきれいです。

毎日ニュースを見ると、暗いことばかり。
それに比べれば、風邪を引いたり、つらいことがあっても、
たいしたことじゃないです。

家族みんなが健康で過ごせることが一番大切ですね。
笑顔がトレードマークの私ですが、久しぶりにしんみりとしてしまいました。
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ドイツ料理って言っても、あんまりイメージが湧かないわと言う方が多いのでは。

ソーセージ、酢漬けキャベツ、お皿にドカンと供される一皿料理など、
あんまりパッとしない感じばかり。

でもドイツでも素敵な思いがこもった料理がたくさんあります。

そんな中から今日は、ドイツのウェディングスープをご紹介。
ドイツ語ではHochzeitsuppeと呼ばれていますが、
一体どんなスープなんでしょう?

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末永くお幸せに!
新婚カップルに捧げる恋味(濃い味)のスープ   
            

人生の門出を祝う新婚カップルの挙式も無事終了、さあ披露宴の幕開きだ。
厳粛な結婚式のあとの楽しみは、やっぱり美味しいものを食べること。

その披露宴で最初に供されたのがこのウェディングスープだったそうです。
新夫婦の愛情がいつまでも続くように、幸せな生活を過ごして欲しいという
思いを込めてじっくり時間をかけて作りました。

肉、野菜そして愛情もたっぷり入ったスープ

ウェディングスープは、澄んだ肉ベースのスープに、にんじん、カリフラワー、
長ネギ、白アスパラガス、グリースノッケルン*、そして牛肉や鶏肉の
ミニハンバーグを入れて煮込む。

具がたっぷりで一口食べると濃厚なウマミが口中に広がる一品。
セロリを入れたり、ファンクーヘンの細切りを入れたりと、地方により具も様々だが、
「新婚カップルお幸せに!」という祈りを込めたのは全国共通だった。

自給自足の生活を強いられていたその昔、牛や豚、鶏など家畜を
各家庭で飼っていた。

父親は愛娘の結婚式に家畜を屠殺して、自給自足の野菜や肉を
ふんだんに使った料理を結婚式のゲストに振舞うのが慣わしだったとか。

そのひとつがウェディングスープという。

スープは披露宴の前日から仕込んだ。新郎新婦の両親は、
親戚や隣人の助けを得て、宴会料理の仕込みにおおわらわ。

最初に供するウェディングスープは、メインで供されるヒレ肉や
もも肉以外の部位をことこととじっくり煮込み、味を出す。

その後、野菜を入れてさらに煮込むと、肉のエキスと野菜のエッセンスが
たっぷり溶け出したスープの出来上がり。

*グリースノッケルンは、セモリナ粒、ミルク、卵、バターで作った
ふんわりとした団子でスープによく使われる。

娘の門出に向けた父親の思いを集結

かって、牛肉と鶏は富の象徴だった。

花嫁の父親は、愛娘の門出に盛大な披露宴を開き、
豪華な料理で客をもてなしたいと大量の家畜を屠殺した。

普段は質素な食生活を強いられていた村民にとって、
披露宴は美味しい料理にありつける特別な日でもあった。

披露宴は、言うまでもなく盛大に行われ、花嫁を持つ父親にとっては、
それこそ大きな経済的負担となった。

借金をしてでも娘のために豪華な披露宴を開きたいと思う親心は、
今も昔も変わらないようだ。

村を挙げて祝う披露宴は2~3日続き、屋外でダンスに興じたり、食したりが一般的。
そのため、当時の結婚式は天候の安定な5月6月ごろに開催された。

この時期は新野菜の収穫も豊富で、客に旬の食材を用いた美味しい料理を
振舞うのに最適な時期だったことも背景にあるようです。

俗に言われる「ジューンブライド」もこれに由来しているとか。

さらに、この時期はドイツ人が大好きな白アスパラガスの収穫シーズン。

高級野菜として愛されるアスパラガスも具に入れて、特別なスープとして作られた
ウェディングスープは結婚式になくてはならない一品でした。

ちなみに白アスパラガスはスープとは別にゆでて、このゆで汁もスープに入れたとのこと。
そして、スープに入れるアスパラガスは、やわらかくて味の凝縮した頭の部分だけを用いた。

名前の由来には、イタリア語のEine minestra maritataに由来しているとか。
こちらも訳はウェディングスープみたいです。

しかし、イタリアでは結婚式にこのスープは登場せず、普段食する単なる肉と野菜の
スープだったという説もあるようです。

恋をしているスープ?


ドイツでは塩味の強い料理が出されると、「コックは恋してる!」と言う。
つまり、コックは恋人のことが頭から離れず、味付けに注意を払うことも
できないほど気もそぞろになっていて、味が濃くなったという訳だ。 

ところが、しょっぱめのウェディングスープにはちょっと違う理由が。

それは、「塩分を多めに摂取し、健やかな身体で結婚生活を送り、
健康な子宝に恵まれるように」という思いが込められていたとか。

新郎は食事が始まる前にキッチンへ出向き、自らスープの塩加減を見るのが慣わしだった。

嫉妬やねたみを持った隣人や友人が料理を手伝っていたとしたら、
チャンスだ!とその思いを味付けに入れ込んでしまったら、
美味しい料理を期待している客をがっかりさせ、披露宴は台無し。

そんなアクシデントを防ぐためにも、新郎は、

「どうか美味しい料理を作ってください!」と

キッチンで手伝う人達へ感謝を込めて、大枚をはたく習慣が定着していたという。 

スープでカラダを温めて豪華な料理を楽しむ

新婚カップルは、一皿のスープを二人で食すのが伝統的な食べ方。
これからの人生を二人で歩む共同作業の始まりというところだろう。

また、最初にスープにスプーンを入れた人が、その後夫婦の主導権を握ることになると言う
決まりもあったそうです。
 
スープを最初に食するのには、合理的な理由もあるようだ。
カラダが暖まり、その後にいただく豪華な料理も胃腸に負担がかかりにくくなるからという。

そのため、現在は、結婚式のみならず、祝い事の席でもよく供される。

近年は、自宅で屠殺という風習もなくなった。
インスタントのウェディングスープも出回っているため、手軽に作れるようになったものの、
国内でもあまり知られていないスープのようだ。

そして、前菜というよりは、お腹一杯になる豪華なスープとして活用されていることが多い。

我が家では、「もうすぐ結婚記念日です!」というサインを夫に発信するためによく作ります。
効果はてきめん、記念日には真紅のバラの花束が届きます。 
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by foodwatcher | 2014-01-29 18:09 | 食の話
先日、記事公開になりました素朴であったかい、ドイツおふくろの味
お時間あれば、是非目を通してくださいね。

この記事で、料理の画像がたくさんありすぎて公開にならなかったものや、
掲載できなかった料理についてほんの少しおすそ分けです。

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ドイツ家庭で一番人気のあるスパゲッティ。大きなお皿に盛ると、見た目もぐっとよくなり、
美味しそうに見えるから不思議。この白い大きなお皿は、ゲストに供する料理にも
よく使いますが、食卓を盛り上げるのにとても助かっています。

イタリア料理は、ピザやラザニエも人気です。陸続きの欧州では隣国との行き来も簡単。
そのため旅行先で食した美味しい料理を自宅にもどってから、再現するのも楽しみのひとつです。

かってイタリアから職を求めてドイツにやってきた外国人労働者の影響もあるのでしょう。

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ハンバークって言うと、誰でもすぐ理解できるけど、ドイツではこんな呼び方があります。
ブレッテ(ベルリンや東部ドイツ)、フリカデレ(ハンブルク、ケルンなど北西部)、
フライシュクーヒュレ(南ドイツ)、ハックステーキやハックブラーテンなどという風に。

同じ料理でも、様々な呼び名があって、自分の住んでいる州以外で、メニューをみても
理解できない料理があります。

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こちらは、シュップヌーデルで作ったデザートです。
シュップヌーデルは、市販品が簡単に入手できるので大変便利。

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一度に一袋を使いきれない場合は、残りを冷凍にしたり、デザートに活用できます。

それにしても、料理を食べるのは簡単だけど、作るのはまた別のお話。
主婦、母親として、料理に使うお皿もやっぱり色々買い込みたくなります。

でも、子ども達が自活してからは、お皿を買い足したりすることもなくなりました。

今回の記事で、出来上がった料理は、それを乗っけるお皿も大変重要な脇役と
改めてひしひしと実感しました。

素敵なお皿収集の楽しみ、再開することにしました。
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by foodwatcher | 2013-10-13 19:01
また、やってきました。
ラズベリーとイチジクの収穫が毎日続きます。

ありがたいことに、我が家の庭にはこの時期になると
たくさん自然の恵みがたわわに実ります。

採りたて新鮮なイチジクやラズベリーは食べきれないので、ジャムとして冬の間楽しみます。

イチジクはあえて大きめに切りました。パンにのせた時、ガブッといけます。
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果物を小さく切って、鍋に砂糖と一緒に4,5時間ほど置きます。
砂糖がしみこんだら煮込みます。沸騰してから3,4分ほど煮ます。
ふきこぼれないように気をつけて下さい。

ラズベリーはいつも最初に底をついてしまうジャムです。

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毎朝、朝食の時間が楽しみです。

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ラズベリーは毎日たくさん収穫できるため、一部は冷凍にしておきます。
昨年、イチジクを冷凍してみたけど、これは解凍すると美味しくなかった・・・・
新鮮なうちにバニラアイスと一緒に食べるのが我が家の定番です。

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同じくラズベリーもバニラアイスに添えてデザートの出来上がりです。
冷凍ラズベリーをお鍋に入れて、バニラシュガーを一袋ふりかけて、火が通ったら完成です。
アイスの横にサッと添えます。毎回、ゲストにも人気のデザートです。

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出来上がったジャムは、コーヒータイムや夕食に招待された時のプレゼントとしても
大変重宝してます。
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by foodwatcher | 2013-09-11 23:46 | 我が家の食

玄関側にすくすくと育っていた竹林の一部をやっと庭のすみに引越しすることが出来ました!


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今度はテラスからも家族の食卓からも眺めることができるようになり、
大変気に入っています。この竹は、バーデンバーデンの竹専門店で買ったもの。

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この竹を買った当時は、ドイツでも幹の太い竹が出回っておらず、リサーチして
やっと見つけた竹です。

車庫から玄関まで歩いてくると、ちょうど入り口に
竹が見えるように植えたのですが、それが根が張りめぐらし
幹も太くなりました。

一応、大きなバケツのようなもので根を囲い、植えたのですが、
やはり生命力がある竹はすくすく育ちすぎ、なんと根っこが
となりの家まで伸びてしまったのです。

ちなみに、ドイツでは敷地内に隣家の草や木が進入してきた場合は、
断らずとも、処理できる、つまり切ったりできるのです。

そして一戸建て家屋も敷地境界線から3メートル間隔を置いた場所に
建てることなど細かい規則がたくさんあります。つまり、敷地の境界線ぎりぎりに
家を建てることは出来ないのです。

景観を保つためというか、プライバシー尊重というか、
でもタウンハウスとかは例外です。

今回も裏の隣家のおじさんが竹が我が家にもやってきたと
言うので、一部竹の引越しとなりました。

そのおじさんは決しておこっていたわけではなく、ただ教えてくれただけ。
言ってもらわねば気がつきませんでした!

ちょうど、我が家の裏にはラズベリーがたくさん実っているので
育ちすぎた竹の一部は、邪魔になっていたのも事実。

地面から根っこを掘り起こす作業が大変でお手伝いの庭師と
夫、ちょうど帰宅してきた息子の大男3人で2時間以上もかけ、
やっと竹の引越しが済みました。

今夜のご褒美、先ず
前菜はモッツアレアチーズとトマト、そしてリースリングでした。

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地下にあるワインセラーから、引っ張り出してきたワインですが、
一体誰が買ってきた?あるいはプレゼントでいただいたもの?か不明で
味をどのように表現したらいいのかわかりません・・・・が美味しかったです。
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最後に、しばらくブログ更新しませんでした。
その間、訪問して下さった方にお礼を申し上げます。
春から夏にかけ、新しい挑戦や片付けねばならない事、
諸々がありました。

それでもライターとしての仕事はボツボツ進めていますので
よろしくお願いします。
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by foodwatcher | 2013-08-31 17:49 | 生活情報袋
ヒトラーがベジタリアンだったという説は、以前からあったようだ。
それを裏付ける事実を語り始めた一人のドイツ人女性がいる。
ヒトラーの毒味役として、死の恐怖に震撼し続けたマルゴット・ヴェルクさん(95)だ。


ヒトラーはベジタリアンでした

料理はどれも美味でした。アスパラガス、エキゾチックな果物、
本物のバターやコー ヒー、新鮮な野菜も豊富に使われた料理で、
一般庶民が口にすることの出来ない食材を口にすることが出来たのです。

しかしその味を満喫することはできませんでした。
一口飲み込むごとに、これが最後になるかもしれないと震えていました・・・
マルゴットさんは当時を振り返り、話し始めた。

豪華な料理をヒトラーが食する前に、毒味をするのがマルゴットさんはじめ
合計15人の若い女性(20代)だった。
2年半、どんな思いでこの役目を務めたのか、マルゴットさんの証言は続く。

それは1941年冬のこと。マルゴットさん(24)は、
ベルリン・シュマルゲンドルフに両親と一緒に生活していた。

その実家が爆弾で破壊さ れてしまったため、マルゴットさんは
オストプロイセン(東プロイセン・現在、その大部分はポーランドとロシア、
北端の一部がリトアニアの統治下)にあった 夫の両親の家へ非難した。

1933年に結婚した夫カールは、軍人として召集されたため、
爆弾が落ちた時には不在だった。夫の両親宅へ逃げ込むしか選択肢がなかった。

この義父母家の所在地がマルゴットさんのその後の人生を大きく変えるとは、
夢にも思っていなったと振り返る。

義父母の家からわずか2,5キロほど離れた場所にヒトラーの総統大本営
ヴォルフスシャンツェ(狼の巣)があったことを知ったのは、引越し後のことだった。
その街の市長もナチだったそうだ。

やっと義父母の家に落ち着いたと思った矢先、目の前にSS(ナチス親衛隊・Schutzstaffel)が現れた。
「一緒に来い!」とSSにいわれ、マルゴットさんはついていくしかなかった。

彼女が到着したのは、ナチス大本営近くにあるバラック小屋だった。
この小屋の2階(日本式だと3階)に、ヒトラーの食する料理を調理するキッチンがあった。

マルゴットさんは、このキッチンで毒味役として働くことになったのだ。
その当時、連合軍がヒトラーを毒殺するという噂が立っていたため、毒味役が必要だった。

「肉を使った料理はありませんでした。ヒトラーはベジタリアンでした」と、マルゴットさん。

「料理は美味しかった、というか、本当に絶品でした。でも、それを満喫することはできなかった・・・」
料理を口にするたびに死ぬかもしれないと恐怖に慄いていた。

毒味後、その料理が安全とわかると、SSはヒトラーの待つ本営に運び込んでいたという。

毒味役を言いつかった女性たちは、それぞれ自宅で過ごし、毒味が必要な時に召集されたそうだ。

毎朝8時になると、義父母家の前にSSが現れ、叫んだ。「マルゴット、起きろ!」。
そしてSSは、マルゴットさんをキッチンへ連れて行った。

毒味をしたのは、ヒトラーが大本営ヴォルフスシャンツェに滞在していた時だけだった。
毒味役として仕えた2年半の間、マルゴットさんはヒトラーを一度も見たことがなかったという。

シュタウフェンベルクの暗殺計画ですべてが変わった


1944年、ドイツ陸軍の国内予備軍参謀長シュタウフェンベルクは、
ヒトラー暗殺計画を目論み、総統大本営ヴォルフスシャンツェに時限爆弾を落とした。

「ヒトラーが死んだ!」と誰かが叫んだ。だが、ヒトラーは、軽症を負っただけで生き延びた。

この暗殺計画により、大本営周辺の警備が一段と強化された。
毒味役だった女性たちも自宅から通うことは禁止され、
大本営近くの旧学校校舎で生活をすることになった。

まるで、檻に閉じ込められた動物のようだった、と淡々と語るマルゴットさん。
ある晩、生涯忘れることのできない事件が起きた。

はしごをよじ登って一人のSSが、旧学校校舎内のマルゴットさんの部屋に忍び込んできたのだ。
そしてマルゴットさんを強姦した。

「あの時ほど、無力に感じたことはなかった・・・・」と、マルゴットさんの声に戦慄が走る。

後日、ソビエト赤軍がナチ大本営から数キロ離れた場所にやってきたことがわかると、
ある中尉が毒味役の女性たちに、「逃げろ!」といって、彼女たちを解放した。

マルゴットさんは、この中尉のおかげで命拾いをしたことに感謝している。

戦争終了後、ベルリンで偶然その中尉に遭遇した。
彼は、毒味役の女性たちはロシア兵隊に全員銃殺されたらしいと語った。

マルゴットさんは、ある医師宅の地下に隠れ、生活を始めた。
折しも、逃亡者を抹殺するためSSがその医師宅へ押し入って来た。
だが、この時も運よく、マルゴットさんはその場を逃れて命拾いをした。 

赤軍がベルリンにやって来た


実家のあったシュマルゲンドルフにマルゴットさんが戻ると、
ベルリンにやってきた赤軍ロシア兵に腕をつかまれた。

そして2週間にも及び、そのロシア兵はマルゴットさんを強姦し続けた。
兵士の暴行と残忍な行為により、マルゴットさんは子どもを産めない身体となってしまった。

「あの時、本当にどうしたらいいかわからなかった。命を絶とうと思った」と、声を震わせるマルゴットさん。

1946年、夫カールさんに再会した時から、またマルゴットさんに希望と生きる力がよみがえった。

戦場での辛辣な体験と拘留期間を過ごした夫は、
その壮絶な体験を少しづつ妻マルゴットさんに語り始めたという。

その後、二人は34年間楽しい夫婦生活を過ごしたそうだ。

「ユーモアは忘れていませんよ」

生死を賭けたすざましい人生を過ごしてきたにも関わらず、
マルゴットさんは、いつも陽気に過ごし笑顔を忘れないよう心がけているそうだ。

過去は過去、事実として受け止めて、あまりドラマチックに考えないことが
マルゴットさんの生きる術だという。

マルゴットさんは、これまで一度も暗い過去を話すことはなかった。
自分の恥部をさらけ出すことに抵抗を感じていたからだ。

今回、自身の過去を話すきっかけとなったのは、95歳になったマルゴットさんの自宅へ、
地方紙ジャーナリストが祝福のためインタビューに訪れた時だ。

これを機会に、マルゴットさんはかっての体験を明かすことにした。

「私はただ過去を話しただけです。ヒトラーは本当に残虐だった」

・・・・・・・・・・・・・
このインタビューは、昨年末、ベルリン西部のシュマルゲンドルフの
マルゴットさん宅で行われました。

現在住んでいるこの家は、彼女の実家です。つまり95年前、
彼女が生まれた場所・部屋で今マルゴットさんは生活しています。

さて、ドイツをもっと知りたいあなたへ!

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、ヒトラーはブラウナウ生まれのオーストリア人です。

ヴィキぺディアによれば、オーストリアはドイツ民族の一部と見なされていた為、
ヒトラーもドイツ人とされていたようです。

また、3歳の時、家族とドイツ南部のパッサウに引越しした、
後にドイツ人に帰化した、というような説もあるようです。

ドイツに滞在後、ウィーンに戻ったヒトラーは、受験には失敗したのですが、
ウィーン美術アカデミーで勉学したかったようです。

もし、ウィーン美術アカデミーの入学が許されていたなら、
ヒトラーはウィーンに滞在したでしょう。

そうすれば、歴史は全く違ったものになっていたかもしれません。

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この記事はYahooNews 個人
シュピッツナーゲル典子のドイツをもっと知りたいあなたへに寄稿した記事です。

こちらへどうぞ
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by foodwatcher | 2013-04-17 18:19 | 生活情報袋

今年の冬は、ここドイツにも駆け足でやって来ました。
寒い毎日と暗い街並みの中でホッとするのがクリスマスマーケットの
暖かい灯りです。

ドイツ最古のクリスマス伝統菓子シュトレンの記事が
公開されました。お時間あれば、目を通してみて下さい。

ドレスデンのクリスマスマーケットはまるでメルヘンの世界です!

このシュトレンは、断食用に作りはじめたということは、ご存知でしょうか?

簡単に作れるシュトレンの作り方も掲載しました。

イーストを発酵させるのは時間がかかりますが、その分美味しく仕上がります
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下の画像は、ドレスナーシュトレンです。一切れ400から500カロリーあるようです。
そのためか、この時期はフィットネスジムに通う回数が増えています・・・・・

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by foodwatcher | 2012-12-11 18:56 | 仕事

今日は、ハロウィン!

ここ数年、ドイツでもハロウィンに注目が集まり、
子どもたちは、この日を楽しみに待っているようだ。

小学生たちは、数人一緒になって
暗くなり始めた街を徘徊し甘いものを集める楽しみ。

ティーニーたちは、夕方から開催のパーティへお出かけ。

それぞれ、どんな衣装を着るのか、どこのイベントへ
出かけようかなどと、話題に事欠かない。

ドイツではちょうど明日11月1日が祭日ということもあり、
今日のハロウィンは、夜遅くなっても大丈夫。

我が家にも毎年夕方5時ごろから、近所の子どもたちがあわられ、
ひっきりなしにベルを鳴らし始める。

子どもたちがどんな仮装をしているのか、興味深々に
ドアを開ける私。

ベルを鳴らしてもドアを開けない家もたくさんあるようで、
我が家に何度も訪れる子どもたちもいるのには思わず苦笑。

私は、今日もチョコやクッキーなどをバケツ一杯に入れて待機します。

でも、我が家の子どもたちの経験からして、友人と一緒に集めることが楽しみで
集めたスイーツをすべて食べきるのではないと思う。

なんだかもったいないような気もするが、まあ、これも年一度のイベントだし、
子どもたちの夢を壊すこともしたくないし・・・という感じです。

ちなみに、我が家の夕食は・・・もちろんかぼちゃスープです。
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by foodwatcher | 2012-11-01 00:02 | 生活情報袋

本日26日午後17時30分頃より、NHK地球ラジオで
クッキング(ドイツ風牛肉まき)を紹介します。

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お時間ある方、興味のある方、どうぞラジオの
スイッチをオンしてみてくださいね。
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by foodwatcher | 2012-05-26 17:07 | 仕事