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この夏ドイツは暑い日が続きました。

30度を越すなんてものではなく、40度近い日も多くありました。
そんな中で、暑さをわすれてしまうほどぐんぐん引き込まれた本がこちらです。

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この本を買うきっかけとなったのは、4月のシュテルンの記事です。

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シュテルンの記事を読んでから、頭から離れなかった内容でした。
ちょうど欧州の終戦70周年が5月8日だったこともあって、シュテルンの記事が
目を引いたのです。

記事と本を読んで、抜粋したものがこちらで公開となっています。
本当に書きたいことは山ほどあったのですが、大カットとなってしまいましたが。

父はアウシュヴィッツ強制収容所の所長でした
それでも父を愛している!独女性の衝撃の告白


その1

その2

本には、ルドルフ・へスの正直な気持ちが書かれており、
大変興味深く、本当に暑さを忘れてしまうほどその内容に釘付けになりました。

ルドルフ・ヘスも、時代のうねりに飲み込まれた一人の犠牲者なのだと思う。
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by foodwatcher | 2015-08-20 15:41 | 仕事

もう2週間ほど前になるだろうか。

アウトバーンで車が故障してしまい、大惨事に至る直前という
アクシデントに遭遇しました。

結果として、怪我もなく、他の車にも迷惑かけることなく
収まったので、本当に不幸中の幸いだった。

ことの始まりは、フライブルクにいる息子を訪問した後、
自宅に戻るときだった。

息子はこの4月、引越しのために少し大きな車が必要という事で
我が家の大型車を利用、彼の車は我が家で引き取っていました。

その大型車をピックアップしに、そして彼の車を戻すために
フライブルクへ日帰りするところに起きたハプニングでした。

帰路、フライブルクからアウトバーンで40キロ走った頃、
突然、パーンという大きな音がして、びっくり。

周囲を見回したのだけど、事故らしきものは見当たらない。

どうも様子がおかしいと思い、車を左車線にゆっくり移動し、
その後、近くにあったサービスエリアにのろのろ運転で
入りました。

車を降りてみると、右側の前輪がパンクしているではありませんか!

車道にあった釘とか何か尖がっている物の上を誤って
走ってしまったためか・・・・と色々想像しましたが、
とにかく、何事もなくて、命拾い。

パンクしたのを目にして、ゾッとしてしまいました。
他の車を巻き込んで衝突したり、けが人が出たり・・・・など
悪い想像ばかりしてしまい、この時の幸運には感謝しました。

夫は冷静を装っていたように見えたものの、
内心かなり動揺していた模様。そりゃ、当然といえば当然です。

私は、何事もなかった!お金ですべて解決することができる!ということだけが
頭をよぎり、自分でも不思議なくらい冷静でした。
冷静を装うことができたといったほうが正しいかと思います。

思わず本当によかったねと、夫とハグしてしまいましたが。

そして、そこからどう対応するかがこれまた大変。
停車したサービスエリアは、ガソリンスタンドがあるだけの
簡易施設だったため、従業員も1人だけで、助けてもらうことはできなかった。

運悪く、日曜日で、最寄の自動車工場もすべてしまっていた。
(日本のJAFに当たる)ADACは、つい最近、脱会してしまった。
長年、会費をせっせと支払うだけで、一度もお世話にならなかったから。

いや、お世話になりたいときに会員でなくなっていたというのは
何とも不運でした。

ガソリンスタンドの男性は、

「パンクだったら、トラックの運転手がたくさんいるから
彼らに手伝ってもらって交換したら」と、アドバイスしてくれた。

この日は日曜日だったので、大型車のアウトバーン走行は不可。
そのため、駐車場にはトラックの運転手がたくさんいたのです。

夫が助けを求めに大型車専用の駐車場へ出向いたけれど、
助けてくれそうな人に出会えなかった。寝ていてドアを
開けてくれないか、少し離れたアウトホーフで食事をしていた
ようです。

長距離を走る運転手の休憩時間を邪魔するのは申し分けないという夫。

その間、私は近くに駐車していたトラックの運転手さんに
目をつけていました。思い切って話しかけてみました。

とても気さくなそのイタリア人男性はすぐタイヤ交換の準備を始めてくれました。

そこで、どうやら原因はパンクだけでなく、テクニカルな面でも
故障があることが判明し、結局彼の手には負えないことになったのです。

最終的に、車の本社ミュンヘンのサービスセンターへ電話を入れて
レッカー車を手配してもらい、夜中の11時過ぎにまたフライブルクへ
舞い戻りました。

息子も気が気でなかったようです。
レッカー車に車を乗せて、そして私たちもフライブルクの街中にあるアウトハウスへ。
我が家の車が簡単に修理できることを祈って!

フライブルクへ戻ってきてからは、息子が迎えに来てくれるのを
待ち、息子の自宅へは夜中の12時頃戻るという長い長い一日でした。

翌日、修理にかなり費用がかかると判明。
しかも5月にフライブルクを襲った悪天候でゴルフボール並みの
大きなヒョウがふり、我が家の大型車もかなりでこぼこ。

パンクは仕方がないにしても、今年1月に車検を済ませ、問題なかったのに
なぜ、今回テクニカルで問題が発生したのか、1月にはわからなかったのか・・・
と、色々聞いても無駄。

保険会社にも多額の保険料を支払っているのに非協力的。

この車を修理するのは諦めて、車を買い替えることにしました。

このハプニングがあって以来、普段の些細なことに改めて感謝し、
無事に過ごせることの幸せを噛み締めています。

アウトバーンで事故を目にするたびに、自分達が巻き込まれなくて
良かったね、渋滞は我慢できるもの・・・といっていたのですが、
突然の出来事に遭遇し、事故は予期せずやってくると思い知らされ、
毎日を楽しく過ごそうと思うこの頃です。

いつもはアウトバーンで渋滞が続くとイライラしがちですが
この時ばかりは幸運の神が守ってくれました。

1.当日は、渋滞で車がなかなか前に進まなかった幸運、
(夫は200キロでも平気な人。運転はかなり安全で上手)

2.大型車だったので、故障したとはいえ、大事に至らなかった幸運、

3.パンク、そしてテクニカルダメージが後輪でなかった幸運
(後輪に支障が生じていたら、本当大変なことになっていたようです)

4.息子が近くにいたため、夜中に近くのホテルを探さずに済んだ幸運

5.そして何より、皆無事だったことの幸運

ありがとう!
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まさかの飛行機墜落事故が起こり、非常にショッキング。
ジャーマンウィングスは、私も仕事でドイツ国内を動く時に利用する航空機のひとつだ。

帰らぬ人となったギムナジウムの生徒16人と教師2人は、帰独中だったという。

ドイツメディアによれば、
バルセロナ周辺の高校生との交換プログラムでは、
当初、スペイン行き希望生徒は40人ほどいたそうだ。
それが、最終的に14人選定され、その後2人が加わったそう。

私も子供を持つ親として、親族の悲しみは本当に計り知れない。
心からお悔やみ申し上げます。

そして教師の1人は半年前に結婚したばかり。
もう1人は、まもなく結婚をする予定だったという。
昨日、同校の校長がインタビューで明かした話しだ。

人生の設計図が一瞬にして崩れてしまった。
なんということか。

以前、ルフトハンザの乗務員にインタビューをしたことがある。
その男性によれば、ルフトハンザは安全面に他の航空会社より
1.5倍費用をかけているといっていた。

節約する時にはばっちり節約するけど、必要な面では
惜しげなく投資する・・・・ドイツ人らしい考え方だと思った。

その話しを聞いてから、私は国際線をはじめ、乗るならルフトハンザと決めている。
少し短絡的かもしれないが、やはり安全第一だから。

ストで足止めになった経験もあるし、最近は機内食も質が落ちてきた感もあるが、
それでもめげずルフトハンザを利用している。

今回犠牲になったドイツ人は計72名。
昨日の発表では67名だったから、5名が乗務員だったことになる。

ギムナジウムのあるノルトライン・ベストファーレン州 ハルターン・アム・ゼーは、
小さな街で、住民はそのほとんどが顔見知りだという。

そして、ジャーマンウィングスはルフトハンザ傘下の小規模企業だ。
だから、パイロットにしても乗務員にしても、ほとんどが顔見知り。

そんな背景で、事故後、乗務できないという心境が非常によく理解できるし、
人間として、当然のリアクションだと思う。

まあこれは、傍観者としての意見であり、当日搭乗する客にしてみれば、
迷惑この上ないことも理解できるが、私が搭乗者であったとしたら、
怒ったりはしないだろう。あまりにも悲惨な事故だから。

最新ニュースで、アルプスの山岳地帯に墜落する前に、
パイロットの1人が操縦室を出て、その後戻ろうと思ったのに
操縦室の扉は閉まったままで、室内からの反応がなかったという。
これからまた情報が入るだろう。

いずれにしても、しばらくは目が離せない悲しいニュースだ。
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by foodwatcher | 2015-03-26 20:35 | 生活情報袋

1月27日はアウシュヴッツ解放から70周年を迎えました。
こちらに記事を書きました。

その前後に、ドイツでは様々な報道がありましたが、
どれも悲惨で悲しい過去の告白でした。

特番放映を見たり、報告に引き込まれるように読んだ中で、
今回はほんの一部ですが、紹介しました。

これからも機会があれば、お知らせしていきたいと思います。
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by foodwatcher | 2015-02-01 22:09 | 仕事
ドイツの2014年今年の言葉は光の境界(Lichtgrenze)
そして不快な言葉は嘘つきメディア・あるいは偽りの報道とでも訳そうか(Lügenpresse)に決定です。

今年の言葉については、こちらの記事で紹介しましたが、
昨日、不快な言葉が発表されました。

今年の言葉選出は、1971年から開始し、1977年から定期的にドイツ語協会が選出しています。

1991年からは、不快な言葉(Unwort)も選出されるようになったとのこと。

また、2008年からは青少年の今年の言葉も不定期だが選出されるようになったそうです。
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by foodwatcher | 2015-01-14 20:44
年明けに映画を見た。タイトルはHonig im Kopf (頭の中が蜂蜜みたいとでも訳そうか)
内容は、アルツハイマーのおじいちゃんを取り巻く家族の物語。

普段あまり映画館には行かない私だが、冬は日が暮れるのが早いので、
見に行く頻度が多くなる。

義弟に進められたこの映画、テーマはアルツハイマー・認知症と聞いて尻ごみした。

重いテーマなので、新年早々どうかと思ったが、大笑いしたという感想を聞き、
「笑う門に福がやってくる」と思い、やっぱり行くことにした。

笑いと感動、涙の溢れるシーンが多々あり、久しぶりに心温まる映画を見たと思った。
是非お勧めしたい。

アルツハイマーのおじいちゃんに家族が振り回される中で、
最終的には、心も体も離れ離れだったおじいちゃんの息子夫婦がよりを戻し、
ハッピーエンドなのだが、それも一重に11才の孫娘の突拍子もない行動のおかげだ。

この映画の監督、そして父親Nikoを演じたTil Schweigerは、
この映画を通してアルツハイマー患者を抱える家族に勇気を与えたいという。
患者とどう向き合うか、家族とはなど深く深く考えさせられた内容だ。

この映画の女流脚本家Hilly Martinekの父親が、
アルツハイマーで他界した背景もあり、
現実味を帯びたシーンがたくさんあった。

確かにドイツにはおよそ140万人のアルツハイマー患者がいるといわれる。
という事は、親戚に、家族に、隣人に・・・と身近に一人や二人の患者がおり、
日々介護をする人たちもたくさんいるわけだ。

映画のタイトルHonig im Kopfは、アルツハイマー症状が進んでいくおじいちゃんの言った
「頭の中が蜂蜜みたい」に由来している。

なぜ蜂蜜なのかは不明だが、とにかくおじいちゃんはこう答えた。

おじいちゃんの症状がひどくなり、一人暮らしはまずいだろうということで、息子Nikoが引き取る。
おじいちゃんの行動に顔をしかめ、ヒステリーになる嫁Sarahは、
義父の奇怪な挙動に対し、我慢も限界になり、Nikoと口論が絶えない。
しかも仕事を持つSarahは、上司との浮気という秘め事もある。

獣医だった父の変貌する言動にどう対応したらいいのかわからないまま、
それでも何とかありのままの父を受け入れようと勤めるNiko.

孫娘Tildaは、おじいちゃんの言動におおらかな対応で、
諭すようにひとつひとつ丁寧におじいちゃんに説明する。
とにかくおじいちゃんの話に耳を傾け真剣に対応している孫娘なのだ。

Nikoは、父をアルツハイマー患者のホームへ入居させるしかないと思い始める。

おじいちゃんが大好きなTildaは、おじいちゃんをアルツハイマー患者ホームへ
入れるなんてもっての他と反抗する。

そこで、Tildaは、おじいちゃんとおばあちゃんが出会った街ベネチアへ
二人だけで出かけようと目論む。映画では、おばあちゃんはすでに他界している。
そして、おじいちゃんと孫娘のベネチアまでの旅が始まる。

最終的には、目的地ベネチアにたどり着いたのだが、
そこでおじいちゃんの病状が悪化して孫娘のTildaが誰なのか分からなくなってしまう。

悲しみにくれ、どうしていいかわからず、涙ながらに走り出すTildaは、
二人を探しにやはりベネチアにやってきたパパNikoとママSarahに出くわす。

その後、Sarahは仕事をやめて、主婦として娘と義父の世話をする。
かってのぎすぎすした生活はそこにはもうなく、笑顔一杯の家族生活を始めた。

おじいちゃんはしばらく平穏な暮らしを息子家族と送り、他界する。

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孫娘を演じたのは、Emma Schweiger。11才とは思えない好演で、
将来、きっと役者として大きな花を咲かせるに違いない!

Emmaは、今回監督と息子役Nikoを演ずるTil Schweigerの実の娘だ。

また、おじいちゃんAmandusを演じたDieter Hallervorden は、
もともとコミック関係の役者で舞台に立つことが多い。

彼は、この役を演じるために、わざわざアルツハイマー患者のホームに1週間滞在したそうだ。

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ドイツも日本と同様、少子高齢化が進んでいる。

昨年、『連合』7月号に「20周年を迎えたドイツの介護保険制度」について
執筆したが、今後も要介護者、そして介護をする家族の抱える問題は、尽きないだろう。
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ドイツ料理って言っても、あんまりイメージが湧かないわと言う方が多いのでは。

ソーセージ、酢漬けキャベツ、お皿にドカンと供される一皿料理など、
あんまりパッとしない感じばかり。

でもドイツでも素敵な思いがこもった料理がたくさんあります。

そんな中から今日は、ドイツのウェディングスープをご紹介。
ドイツ語ではHochzeitsuppeと呼ばれていますが、
一体どんなスープなんでしょう?

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末永くお幸せに!
新婚カップルに捧げる恋味(濃い味)のスープ   
            

人生の門出を祝う新婚カップルの挙式も無事終了、さあ披露宴の幕開きだ。
厳粛な結婚式のあとの楽しみは、やっぱり美味しいものを食べること。

その披露宴で最初に供されたのがこのウェディングスープだったそうです。
新夫婦の愛情がいつまでも続くように、幸せな生活を過ごして欲しいという
思いを込めてじっくり時間をかけて作りました。

肉、野菜そして愛情もたっぷり入ったスープ

ウェディングスープは、澄んだ肉ベースのスープに、にんじん、カリフラワー、
長ネギ、白アスパラガス、グリースノッケルン*、そして牛肉や鶏肉の
ミニハンバーグを入れて煮込む。

具がたっぷりで一口食べると濃厚なウマミが口中に広がる一品。
セロリを入れたり、ファンクーヘンの細切りを入れたりと、地方により具も様々だが、
「新婚カップルお幸せに!」という祈りを込めたのは全国共通だった。

自給自足の生活を強いられていたその昔、牛や豚、鶏など家畜を
各家庭で飼っていた。

父親は愛娘の結婚式に家畜を屠殺して、自給自足の野菜や肉を
ふんだんに使った料理を結婚式のゲストに振舞うのが慣わしだったとか。

そのひとつがウェディングスープという。

スープは披露宴の前日から仕込んだ。新郎新婦の両親は、
親戚や隣人の助けを得て、宴会料理の仕込みにおおわらわ。

最初に供するウェディングスープは、メインで供されるヒレ肉や
もも肉以外の部位をことこととじっくり煮込み、味を出す。

その後、野菜を入れてさらに煮込むと、肉のエキスと野菜のエッセンスが
たっぷり溶け出したスープの出来上がり。

*グリースノッケルンは、セモリナ粒、ミルク、卵、バターで作った
ふんわりとした団子でスープによく使われる。

娘の門出に向けた父親の思いを集結

かって、牛肉と鶏は富の象徴だった。

花嫁の父親は、愛娘の門出に盛大な披露宴を開き、
豪華な料理で客をもてなしたいと大量の家畜を屠殺した。

普段は質素な食生活を強いられていた村民にとって、
披露宴は美味しい料理にありつける特別な日でもあった。

披露宴は、言うまでもなく盛大に行われ、花嫁を持つ父親にとっては、
それこそ大きな経済的負担となった。

借金をしてでも娘のために豪華な披露宴を開きたいと思う親心は、
今も昔も変わらないようだ。

村を挙げて祝う披露宴は2~3日続き、屋外でダンスに興じたり、食したりが一般的。
そのため、当時の結婚式は天候の安定な5月6月ごろに開催された。

この時期は新野菜の収穫も豊富で、客に旬の食材を用いた美味しい料理を
振舞うのに最適な時期だったことも背景にあるようです。

俗に言われる「ジューンブライド」もこれに由来しているとか。

さらに、この時期はドイツ人が大好きな白アスパラガスの収穫シーズン。

高級野菜として愛されるアスパラガスも具に入れて、特別なスープとして作られた
ウェディングスープは結婚式になくてはならない一品でした。

ちなみに白アスパラガスはスープとは別にゆでて、このゆで汁もスープに入れたとのこと。
そして、スープに入れるアスパラガスは、やわらかくて味の凝縮した頭の部分だけを用いた。

名前の由来には、イタリア語のEine minestra maritataに由来しているとか。
こちらも訳はウェディングスープみたいです。

しかし、イタリアでは結婚式にこのスープは登場せず、普段食する単なる肉と野菜の
スープだったという説もあるようです。

恋をしているスープ?


ドイツでは塩味の強い料理が出されると、「コックは恋してる!」と言う。
つまり、コックは恋人のことが頭から離れず、味付けに注意を払うことも
できないほど気もそぞろになっていて、味が濃くなったという訳だ。 

ところが、しょっぱめのウェディングスープにはちょっと違う理由が。

それは、「塩分を多めに摂取し、健やかな身体で結婚生活を送り、
健康な子宝に恵まれるように」という思いが込められていたとか。

新郎は食事が始まる前にキッチンへ出向き、自らスープの塩加減を見るのが慣わしだった。

嫉妬やねたみを持った隣人や友人が料理を手伝っていたとしたら、
チャンスだ!とその思いを味付けに入れ込んでしまったら、
美味しい料理を期待している客をがっかりさせ、披露宴は台無し。

そんなアクシデントを防ぐためにも、新郎は、

「どうか美味しい料理を作ってください!」と

キッチンで手伝う人達へ感謝を込めて、大枚をはたく習慣が定着していたという。 

スープでカラダを温めて豪華な料理を楽しむ

新婚カップルは、一皿のスープを二人で食すのが伝統的な食べ方。
これからの人生を二人で歩む共同作業の始まりというところだろう。

また、最初にスープにスプーンを入れた人が、その後夫婦の主導権を握ることになると言う
決まりもあったそうです。
 
スープを最初に食するのには、合理的な理由もあるようだ。
カラダが暖まり、その後にいただく豪華な料理も胃腸に負担がかかりにくくなるからという。

そのため、現在は、結婚式のみならず、祝い事の席でもよく供される。

近年は、自宅で屠殺という風習もなくなった。
インスタントのウェディングスープも出回っているため、手軽に作れるようになったものの、
国内でもあまり知られていないスープのようだ。

そして、前菜というよりは、お腹一杯になる豪華なスープとして活用されていることが多い。

我が家では、「もうすぐ結婚記念日です!」というサインを夫に発信するためによく作ります。
効果はてきめん、記念日には真紅のバラの花束が届きます。 
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by foodwatcher | 2014-01-29 18:09 | 食の話
もう2週間以上たってしまいましたが、TV番組のお知らせを。

今年第一回のスペシャル版11月11日の放映だった
フジTV リアルスコープパイパー「新幹線&豪華列車の裏側SP」
ドイツよりコーディネートを担当しました。

過去の動画を見ることができるようです。日本国内だけですが・・・
新幹線&豪華列車の裏側SP

隣国9カ国に囲まれているドイツからは、もちろん電車でも陸続きの国外に行くことが出来ます。
なかでも、海を渡るICEに今回は焦点を当てました。フェリーにICEを乗っけてバルト海を渡ります。

ハンブルクからプットガーデンの区間をICE TDと言うディーゼル車が走っています。
4両編成のこのICEはハンブルク・デンマーク間を走リ、このコースを渡り鳥コースと言います。

2013年はこの渡り鳥コースが開通して50周年を迎えました。
このコースは、一時運行されていないこともありましたが、
2007年より再開されました。

撮影許可入手時に伺ったところによると、日本のTVチームの撮影依頼は
過去問い合わせはあったものの、実際に撮影するチームは私たちが初めて?!のようです。

という訳で、ロケ当日は現地のジャーナリスト2人から取材を受けたりと
雨が降り、風が横殴りの中での撮影で、思い出深いときを過ごしました。

プットガーデンにただひとつだけの食堂では、もちろん魚料理を食べました。
これはとなりの席に座っていたドイツ国鉄の職員さんが食べていたので
聞いてみると、とっても美味しいとの事で、私たちも注文しました。

料理名は「シニア向け魚料理」でしたが、冗談でつけた名前?と
言うくらい量が多かった!

味は最高でしたが半分も食べられず残念。

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撮影に当たり、ドイツ国鉄の多大な協力を得ましたが、その時に聞いた耳よりなお話しを。

昨年10月から1等車(日本のグリーン車)のチケットを出発日の3日以上前に購入すると、

なんと2等車よりも安く1等車のチケットを買うことが出来るようになりました。

チケット購入時点で、まだ売れていないチケット、売れそうもないと予測したチケットを
空席よりもましと、安価で販売するようです。

乗車日時が近づくにつれて、料金は少しづつ上昇します。
いずれにせよ、国鉄提携の旅行代理店や直接国鉄窓口へ行って
問い合わせをする価値ありです。

ドイツでは国鉄カードBahn Card25、50がありますが、
そのカードを使ってチケットを買うより安くなることもあるんです!

日本から来る観光客の皆さんは、恐らくパッケージツワーが多いと思いますが、
ご自分でチケット手配をする機会があれば、是非このサービス利用してください。

ちなみにこのDBカード100もあります。
こちらは年間4千ユーロほどを支払うと、
1年間どこへ行くにも無料で乗車できますが、
とても高額なので、一般庶民の私にはちょっと手が届きません。

ケルン大聖堂の前を走るICEをパチリ!

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ケルンではここもお見逃しなく!愛を誓い合うカップルに人気の場所です。
ホーエンツォレルン橋は、愛を誓う橋として有名ですが、圧倒されますね。
南京錠の鍵をかけた後は、その鍵を河に投げ込むのが定番です。

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by foodwatcher | 2014-01-28 20:57 | 仕事

すっかり遅れてしまいましたが、新年のごあいさつです。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年のご挨拶をしないまま、本末転倒で、
昨日ツイッターにて独メルケル首相の怪我について報告しました。

首相は、クリスマス休暇先のスイスでクロスカントリーを楽しんでいた時に転倒したようです。
今後3週間ほどは国内外の予定をキャンセルせざる終えないそうです。
首相は一部業務を自宅で進めるという声明が政府報道官ステファン・ザイベルト氏よリありました。

さて、しばらく更新してませんでしたが、ドイツのクリスマスは昨日1月6日に終了しました。

新年にクリスマスが終わるって聞いたことないかもしれませんね。

実は、クリスマスが終わるのは1月6日の三王来朝の日なんですよ。
ですのでこの日は祝日でお休みなんです。州により休みでないところもありますが。

1月6日はキリストの誕生を聞いて三人の賢者が星に導かれてやってきた日で、
この日にクリスマスツリーを片付けます。

これでクリスマス行事が終わり、新年が始まるのです。
我が家のツリーもこれから片付ける予定です。

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さて、ここで我が家のクリスマスを振り返って見ました。

やっぱり焼きました、クリスマスシュトレン!

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ドア用のリースも慌てて作りました

昨年後半は仕事で時間がなくてクッキーもシュトレンも焼けなかったのですが、
シュトレンのないクリスマスはガリのないおすしのようなもので、大変寂しくなりました。

いつもは11月はじめに焼いて、4週間ほど寝かしてから食べてます。
そうするとしっとりして美味しいんですが、いえいえ寝かせなくても
やっぱり手作りは美味しいことがわかりました。

2個作りましたが、もうなくなりました。

さて、昨年の仕事収めは、23日J-WAVEクリスマススペシャルに
出演させていただいたのですがその時の感想を。

それまでショーンKさんを存じ上げなかった。
検索してみるとイケメン、頭脳明晰と、とても素敵な方のようですね。

話しは逸れましたが、ショーンさんの巧みな会話につられて、私も大変リラックスでき、
ドイツのクリスマスについてお話できました。

スタッフの方と事前打ち合わせがありますが、それでも実際に話しを始めると
緊張しておろおろするかもと思ってました。

でも、話が始まると、会話のキャッチボールも楽しみながら対応することができました。
ショーンさんありがとう!感謝!

お話の中でドイツの料理といえばソーセージ、
そして飲み物はビールというイメージがあるというでしたが、
これについてはまたの機会に書いてみたいと思います。

ドイツ料理はあんまり知られていないのでとても悲しいのですが、
本当においしいものがたくさんあります。

でも観光でいらっしゃる方々は限られた時間の中でたくさん観光をしたいでしょうから、
予約をしてまでも有名レストランで本格的な料理を食べるという時間が取れないのでしょう。

そのためソーセージとビールの国という印象が大きいのでしょうか。

さて、24日の聖夜、いわゆるクリスマスイブに、クリスマスツリーを飾るのが、伝統的。
といっても、12月に入ればあちこちでクリスマスツリーが販売されているので、
聖夜以前に買ってデコレーションする家も多いです。

我が家では、時間がないことから直前にツリーを買うだけで、
伝統を守っているわけではありません(笑)。

ツリーのデコレーションがすむと、プレゼントを木の下に置きます。
プレゼントを開けるのは、夕食が済んでからです。

25日、26日はクリスマス祝日で会社や公共機関はすべてお休みとなります。
24日は午前中だけ勤務という会社もあります。

いずれにせよ、この3日間は、日本のお正月三が日と雰囲気は似ているのかもしれませんね。
24日聖夜は家族や身内だけで過ごします。

25日や26日に久しく会っていなかった親しい友人や知人を招いて食事をするのが一般的。

家族で食卓を囲み、今年一年あったこと、来年どんな事をしたいか、
旅行に行きたい場所などを話します。

旅行といえば、ドイツでユニークなのは、このクリスマス休暇に
来年の休暇計画を立てる家族が多いんです。

早割価格でパッケージツワーだったら、20~30%割安になるからです。
子どものいる家庭では、来年の復活祭休暇や夏休みの行き先をこの時期に決め、
クリスマス祝日後や新年早々に航空券やホテルなどの予約を入れます。

旅行好きのドイツ人ならではだと思います。

我が家は休みが続くと必ず行くところがあります。

それは美術館。普段美術館や博物館に行くだけの時間を思うようにとれないので、
この時とばかり、皆で行きます。

今回は、マンハイムの美術館へドライブがてら行きました。
プログラムにはMax Beckmann とあったけど、Otto Dixの作品もたくさん出展
されており、見ごたえがありました。

我が家のクリスマスディナーは、チキンローストでした。
その前年は鴨の丸焼きでしたが、毎年色々挑戦しています。

チキンにマロン、クランベリー、かぼちゃ、タマネギや香料などなどを詰め、
オレンジジュースと白ワインをたっぶりかけてオーブンで2時間弱焼きました。

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チキンがそれほど大きくなかったので、もしかしたら肉がぱさぱさしてしまうんではと
心配しましたが、予想外にジューシーなローストチキンとなり一安心。

前菜にサラダやアンチパスタを食したので、このチキンでも充分お腹一杯になりました。

こんな感じでクリスマスも終了し、新年を迎えました。

今年はこれまで暖冬で寒いという思いをしていないのですが、冬はまだまだ続きます。

健康第一、今年もマイペースで夢を実現させたいと思います。

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2014年最初の花束をいただきました
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by foodwatcher | 2014-01-07 21:14 | 生活情報袋

確か今週水曜日の朝刊だったと思う。
ドイツのF1ドライバー・セバスチャン・フェッテルの彼女が
妊娠5ヶ月というニュースが載ってました。

セバスチャンの彼女は、ほとんど公の場に出ません。

彼の希望もあって、公私をきっぱり区別したいということで、
彼女に関する情報があまりありませんが、ギムナジウム(日本の高校に匹敵)で
知り合ったそうです。

彼女ハナさんが妊娠したことで、結婚も真近?という話で持ちきりです。

私はF1ファンではありませんが、セバスチャンという人間が大好きで
彼のファンになりました。

優勝するたびにインタビューで、彼は両親への感謝の気持ちを表しています。

彼の両親は子どもが4人います。決して経済的にも余裕があったわけではなかったけれど、
セバスチャンの願いを聞いて、両親はお金の工面もし、週末といえば、
カート練習をサポート、レースであちこちに出かけ、多大な時間を割いてくれたそうです。

そんな甲斐あって、彼は今や世界一のドライバーとなりました。

セバスチャンは、常に両親を尊敬し、自分の原点を忘れることはありません。

「優勝金で両親に何かプレゼントしますか?それとも金銭的な援助を?」というような、
どうでもいいメディアの質問に対し、

彼は「お金うんぬんという話ではない。自分が今ここにいることが出来るのは両親の支援があってのこと。
そんな両親に自分のできる限りのことをしたい」と。

そしてレースが終わると両親に会いに行くそうです。

なんと心温まるお話でしょうか。毎回、彼のインタビューをニュースで聞くたびに感激してます。
私が二人の母親ということもあるのでしょうが、やはりぐっと来てしまいます。

でも、セバスチャンのおごることなく、地に足のついた人柄に感動しているのは、
私だけではないと思います。
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by foodwatcher | 2013-12-14 20:44 | 生活情報袋