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日本通運ペリカン欧州版2月号(2012年)の一部抜粋です。

隣国フランスほど種類が多くありませんが、
ドイツでもチーズはたくさん生産されています。

ニュルンベルクのチーズ店を紹介しました。


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©Feinkost Langer
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この店の特徴は、18世紀に造られた砂岩地下室でチーズやワインを
熟成させてから販売するというこだわり。

店主ランガーさんはこの地下室でチーズ表皮に果物から出来た蒸留酒を
何度も刷りこみ熟成度を高めたり、空気中の雑菌繁殖を防ぐために表皮に
ブラシをかけたりと、チーズの熟成工程に手間をかけて深い風味のある
チーズ管理に努めている。

そしてチーズを通して客と対話するのがなによりも楽しみという。
ここでは、国内屈指のチーズ生産地アルゴイ地方のエメンタールや
ティルシッターなど地元生産品を主に提供。

空気の澄み切ったアルプスの牧草地で夏を過ごした牛から採れる生乳を
用いたチーズは、複雑な味わいがあって旨みがたっぷりという。

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チーズは、脂肪が多いので肥満の原因になるのでは?と
思いがちですよね。でも、ほどほどに食べれば、チーズは、
ケーキより脂肪摂取は少ないとか。

また、女性は、カルシウム不足になりやすいので、
オードブルやスナックとしてチーズを食してほしいと
店主の言葉でした。
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by foodwatcher | 2012-04-26 17:22 | 食の話
仕事上でお世話になっているドイツ政府観光局(DZT)のアンケート調査(2012年4月)
によれば、海外から訪れる観光客にドイツで一番人気がある場所は

ハイデルベルク城

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とのことです。トップ100まで公開されていました。

ここでは、トップ10までを紹介します。

2.ノイシュワインシュタイン城
3.ケルン大聖堂
4.ブランデンベルク門(ベルリン)
5.フラウエン教会(ドレスデン)
6.ハンブルク
7.ローレライ(ライン川)
8.サンスーシー宮殿(ポツダム)
9.シュヴェチンゲン城
10.博物館島(ベルリン)

個人的には、2.ノイシュワインシュタイン城や7.ローレライが1,2位を占めるのでは
と思っていました。

ハイデルベルク近郊に住んでいる私としては、やっぱりうれしいですね。
市内の本通リを散歩するたびに、連日通りが観光客であふれかえっているのがうなずけます。
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by foodwatcher | 2012-04-25 16:55 | 仕事
クナイプ療法発祥の地バード・ヴェーリスホーフェン Bad Wörishofen の
総合ケアセンター「クナイピアヌム」について寄稿しました。
日本通運ペリカン欧州版1月号(2012年)です。
ペリカン誌では、毎月連載しておりますが、しばらく紹介できなかったので
今日からまとめてお知らせします。
以下、一部抜粋です。

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クナイプ自然療法で心身を癒す

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修道女の手厚いケアがうれしいクナイピアヌム ©kneippianum

水療法やアロマ療法など自然の力を用いることで治癒力を高めるクナイプ療法。
クナイピアヌムは、このクナイプ療法発祥の地バード・ヴェルスホーフェンに
ある総合ケアセンターだ。 

ここのスパセンターでは、水の温冷刺激や水圧で循環機能を強化する
「水療法」、ハーブの力を利用した「薬草療法」、栄養バランスの取れた「食療法」、
「運動療法」、人間の持つ生態リズムを重視する「秩序療法」というクナイプ神父の
5つの柱を礎とした健康法から、患者の症状に合ったセラピーを提供している。

クナイプ療法は、同神父が病に伏したことがきっかけで開発された。
19世紀当時、不治の病だった結核にかかり医者に見離された彼は、
絶望の中で運命的な水の治癒力に出会った。

水の力を用いることで難病を克服した彼は、自然療法の研究を始めた。
150年前、この街のドミニコ会修道女院(Dominikanerinnen- Kloster)に
赴任した彼は、ここでクナイピアヌムの礎を築いた。

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イースターホリデーで、公私共にばたばたしてました。
といっても、休暇に出かけたわけではないので、
落ち着いたら、この総合ケアセンターに、行きたい気分です。
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by foodwatcher | 2012-04-20 16:41 | 仕事
今年1月中旬に執筆した記事、公開されていること気がつきませんでした。
文豪ゲーテが、困っていたこととは・・・・。
ろうそくにまつわる面白い背景がわかりました。

キャンドルの保存は冷蔵庫で!-ドイツ          

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アルコール専用冷蔵庫では、いつもろうそくを冷やしています
   

ドイツは、10月最後の日曜日から3月最後の日曜日まで冬時間です。
この時期になると、日中は朝8時過ぎから夕方4時ごろまでしか明るくないこともあり、
家庭やレストラン、カフェなどでキャンドルを利用することが多くなります。

暗い時を過ごす時間が長く続く、そんな陰気な雰囲気の中でキャンドルの暖かい炎は、
人々の気持ちをホットさせてくれます。テーブルを囲んで眺めるキャンドルのほのかな明かりは、
心をほのぼのとともしてくれるようで、気持ちが落ち着いてくるから不思議です。

さて、このキャンドルですが、冷蔵庫で冷やしてから利用するのがドイツ式。
その理由は、冷蔵庫で冷やすことでキャンドルが長持ちするからです。
急ぎの時は、冷凍庫で2時間ほどキャンドルを冷やしてから使うと効果があるようです。

キャンドルを用いることには、もちろん環境にも効果をもたらします。
ドイツ人は、室内照明を日本のように明るくしません。
スポットライトやキャンドルなどで雰囲気を楽しみます。

ドイツ人がキャンドルを好み、日常生活に定着した常備品として愛用している
背景を探ると、ゲルマン民族にさかのぼります。

ドイツ人の祖先ゲルマン民族は、暗い森で生活していました。
当時は、常に敵や獣に襲われる危険から逃れるためにも、生活の中の明かりは
松明の小さな炎でした。

小さな炎を見つめながら暖をとり、暗くて長い夜を過ごすことが常だったのです。
これらゲルマン民族の生活習慣が色濃く引き継がれ、今でもドイツでは暖炉を設置したり
テーブルにキャンドルを飾ったりして、快適な生活を楽しむようになったのです。

キャンドルのはじまり

キャンドルの発明は、今から5千年前にさかのぼるといわれています。
当時のキャンドルは、わら、麻、アシなどを利用して作ったそうです。

歴史専門家によれば、BC164年ごろにユダヤ教の祭典でキャンドルが使われたり、
紀元後は、ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス1世(AD272~337)が
イースター復活祭の礼拝でキャンドルをつかったという記録も残っているそうです。

日本でははぜの実から抽出したろうを使ったキャンドル、インドではシナモン油を使った
キャンドルがはじまりと報告されています。

西洋でキャンドルが知られるようになったのは、前出コンスタンティヌス1世の
登場した頃からのようです。それまで使用されていたかがり火は、
油煙や焼けた後のいやなにおいが強かったのが難点でした。

一方、キャンドルは、閉め切った暗い場所・部屋でも利用できるという大きな長所から、
その利用が広まっていったそうです。

特に、当時のキリスト教徒にとって、キャンドルは大変重宝な照明でした。
暗くて湿気の多いローマの教会の地下埋葬所(墳墓・カタコンベ)で過ごすことの
多かった彼らにとって、キャンドルは、手間を省く生活改善の大きな一歩となったようです。

ローマ帝国において、キリスト教は、国教として認められてなかった。そのため、
信者たちは、地下埋蔵所などで密会、そんな時、キャンドルは、松明に比べて
非常に役に立ったようです。そして、コンスタンティヌス1世が皇帝についてから、
キリスト教は国教として認められました。

19世紀に品質向上のキャンドルが登場  

しかし、当時、高価なワックス製のキャンドルを利用できたのはごくわずかの
富裕層だけでした。一般庶民は、獣脂あるいは燃え残りのキャンドルワックスを
再利用するしかなかったようです。

なかでも牛の腎臓脂や羊脂から作られたキャンドルは、異臭が強く、
今のアロマキャンドルとは大違いで耐え難いものだったそうです。

松明よりずっと便利とはいえ、キャンドルには、さらなる難点がありました。
当時の灯心は、紐を使っていたためでしょうか、5分から10分ごとに
芯を短くせねばならなかったのです。

この不便さについては、ドイツの文豪ゲーテも
「灯心を切る面倒な作業を何とか改善できないものか」
と頭を痛めていたそうです。

机上で仕事をする時間が長かったゲーテの悩みは、よく理解できます。

そして、このゲーテの嘆きが解決したのは19世紀初頭のことでした。
主としてステアリンとパラフィンからつくられたキャンドルが開発され
使われるようになったからです。

約55度で融解するステアリンは、ヤシ油の脂肪を使ったもので環境にも優しく、
蜂蜜ワックスや石油から産出されたパラフィンより硬いとのことです。
ステアリンは、その当時、とても高価で入手が難しかったため、
安価で手軽に入手できるパラフィンをミックスしてキャンドルを作ったそうです。

現在、ドイツで販売されているキャンドルは、パラフィンワックスを用いたもの、
はぜの木の果実から抽出したはぜろう(海外ではジャパンワックスと
呼ばれています)をワックスとミックスしたもの、蜜蝋100%を用いたものなど
数え切れないほどの種類があります。

ちなみに、ジャパンワックスは、アイライナーや口紅などの自然化粧品にも使われており、
ドイツの自然愛好家に大きな支持を得ています。
 
参考までに。
ドイツ人は、室内照明を日本のように明るくしません。これには、こんな説もあります。
ドイツ人の瞳は、ブルーや薄緑など淡色が多く、そのため黒い瞳の日本人よりも
明かり・光に対して敏感とのことで、こちらでは、日本の明るすぎる様な照明はしないようです。


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by foodwatcher | 2012-04-01 18:01 | 仕事