ミュンヘン銃乱射事件・情報まとめ

日本のメディアでも随時ミュンヘンの銃乱射事件は報道されています。

ドイツでの情報をまとめました。やっぱり鮮烈な事件として、頭から離れなかったので
連日ニュースをおっています。

週末を目前に控えた22日金曜日の夕方、
ショッピングや散歩にといつものように過ごしていた
ミュンヘンの住民を巻き込んだ悲惨な事件が襲った。

客で賑わうミュンヘンのオリンピア・ショッピングセンター(以下OEZ)で
銃乱射事件が発生したのだ。事件の流れは以下の通り。

7月22日

17時52分、乱射開始

数分後に警察へ通報

18時20分、警察、乱射現場へ到着、OEZ内へ突入

9人射殺後に犯人は駐車場屋上へ

屋上からも乱射、合計35人負傷

20時30分頃、アリ・ダービットと警察が路上で対面、
ダービットは警官の目の前で頭を銃で撃ち、死亡

23日02時、厳戒体制を解除


無差別乱射に憧れた犯人とは


 ここでは日本ではあまり報道されていない点を中心に振り返ってみたい。

 犯人アリ・ダービット・ソンボリ18歳(以下ダービット)は、インターネットで入手した銃で9人を撃った。
ファストフード店内5人、同店前1人、家電店内2人、OEZ内1人で遺体が見つかった。

 犠牲者の8人は14歳から20歳の若者、1人は45歳の女性だった。
負傷者は35人に上る。一時、生死をさまよう負傷者もいたが、今はそれも免れたという。

 ダービットは手持ちの銃で57弾発砲、58弾目は自身の頭を撃った。
これとは別に、彼のリュックサックには300弾と爆弾が入っていた。

 犠牲者の多くがトルコ人コソボ人、セルビア人など外国籍だったが、
OEZ周辺は外国人が多く住む地区のため、あえて彼らを標的にしたのではなく、
偶然だったのだろうとバイエルン州警察本部は見解を述べた。

 犠牲者の中には、ダービットのクラスメイトはいなかった。
7年間いじめにあっていたとダービットの告白から
クラスメートを射撃したのではという懸念は消え去った。

 ファストフード店前でダービットが発砲する動画をネットで見た父親は、
その日のうちに「息子かもしれない」と警察に通報したという。

 だが、この動画は質が悪く鮮明でなかったのに、なぜ父親は息子とすぐ判ったのか、
あるいは犯行を予知していたのかなど疑問視されている。

 25日までダービットの両親はショックで口を聞くことが出来ないままだったため、
今もってこの件については解明されていない。

 ダービットがOEZ駐車場屋上にいた時の様子を近くのアパート4階から20歳の男性Mが撮影した。

 「男性を見たとき、花火でもあげるのかと思った。
けど、彼が銃を持っていることを知り、OEZにいる友達に警告したかったので
スマホで撮影し始めた。その後すぐオンライン上に公開した。
まさか、自分の動画が全世界に広まるとは思ってもいなかった」

 まもなく、ダービットはMさん宅のバルコニーを目指して2回発砲。
幸いなことに弾には当たらなかったものの、部屋にいたMさんの父親47歳が
ガラスの破片で負傷した。

 動画の中でダービットに話しかけたのはMさんではなく、1階上の住人だという。
声をかけダービットを非難したTさん57歳は、こう語る。

 「仕事から帰宅してバルコニーでビールを一杯と思っていたところに事件が起きた。
容疑者に声をかけたとき、不安はなかった。
ビール瓶を容疑者に投げたが、駐車場屋上まで届かなかった。
もし、自分が銃を持っていたとしたら、容疑者の頭に一発撃った」と強気だ。
無差別殺人で容疑者は精神疾患を抱えていることは後から知ったというTさん。(Die Welt)

 OEZから離れたダービットは、少し離れた路上で警官と出会ったという。

 そしてダービットは警官の目の前で自身の頭を銃で撃ち死亡した。

当初、容疑者は3人という声もあり、ミュンヘン市内はその後も厳戒体制が続いた。
結局、犯行はダービット1人によるものとされ、厳戒体制は23日の午前2時ごろ解除された。

 ダービットは今回の銃乱射事件を1年前から計画しており、
マニフェストもあったと州警察本部は報告した。

 7年前に起きたドイツ南部のヴィーネンデンの学校で当時17歳の
少年による銃乱射事件の現場に行ったダービットは現場の写真を撮った。

 ダービットがヴィーネンデンを訪問し、若者乱射の参考にしていたことを知った同市在住の女性は、

 「ようやく忘れかけていた惨事を思い起した。当時の悲しみや苦しみがまたこみ上げてくる。
私の娘はあの時帰らぬ人となった」と胸のうちを語った。

 またミュンヘンで乱射事件の起きた7月22日は
ノルウェーで起きた連続テロ事件で77人が死亡した惨事から5年経った日だった。

 ダービットは当時の犯行を起こしたアンネシュ・ブレイヴィークを羨望していたそうだ。

 ファストフード店への「ハンバーガーをおごる」という投稿については、
実在する女子の名前と画像を用いて、ダビットが新規Facebook アカウントを開設した。

 この女子のアカウントを乗っ取ったという報道があったが、それは間違い。
州警察本部は新規アカウントを今年5月に開設したと声明した。

 銃乱射事件において、地元警察は24日夕方、
犯行計画を知りながら当局に通報しなかった疑いで16歳の友人を逮捕した。

この友人はアフガニスタン出身で、ダービットとは2015年の夏
2ヶ月間精神疾患で滞在していた病院で知り合ったという。

ダービットは鬱病で、対面恐怖症に病んでいた。

地元メディアは、16歳の若者も危険があり得ると伝えたが、25日、この若者は釈放された。

続く
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