2. シュパイヤー大聖堂

我が家から近く、日曜日の散歩や展覧会にと頻繁に通う街シュパイヤー。

日本のメディアではあまり報道されていないようだが、ここにある大聖堂は世界文化遺産に登録されている。

私のお気に入りの街のひとつ。

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ドイツ南西部ラインランド・プファルツ州のライン川沿いにある街シュパイヤー。
ここに1981年、ユネスコ世界文化遺産に登録され、神聖ローマ帝国諸帝の墓所を有することで名高い、
世界最大ロマネスク様式のシュパイヤー大聖堂、別名カイザードーム(皇帝の大聖堂)がある。

市外の中心地マキシミリアン通りを西から東に向かって歩いていくと、まず目を引くのが大聖堂屋根上の八角形の鐘堂と、東西に聳え立つ4本の塔である。

そして聖堂前の広場には、1560リットルも入る石の大鉢がある。かって新しい司教がやってくると、幸福を祈ってこの大鉢に極上ワインを注ぎ、市民に振舞ったそうだ。

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また、犯罪者は、この鉢を境界線として治外法権の聖堂側へ逃げ込めば、罪から逃れることができたという。

正面門から道内に入り主祭壇方向に進むと、長さが133メールとに及ぶ巨大な列柱式バジリカ(長方形ホール)が印象的である。

中廊にあるかまぼこ型の天井は、大聖堂を着工させた皇帝コンラード二世の孫のハインリッヒ四世(1056~1106)によるもので、11世紀のドイツ建築史上では画期的なつくりである。

さらに側廊東側地下にある世界で一番美しいといわれるクリプタ(地下聖堂)は、四人の皇帝、三人の皇后、四人の国王、そして五人の司教が埋葬されており、季節を問わず観光客が絶えない。


日本通運欧州版ペリカンクラブ寄稿
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