ラインガウ・グルメフェスティバル


今年の2月末に開催されたラインガウでのグルメフェスティバルについて報告します。
話はかなりさかのぼってしまいますが、色々あって更新できなかったイベントで、今回どうしても紹介したかったのです。

ラインガウは、ドイツのワインの中でも最も華やかで偉大なワインが醸造されている場所です。
栽培されているブドウの8割近くはリースリングで、12世紀ごろにはこの周辺には12もの修道院があったそうです。現在はエーバーバッハ修道院とヨハニスベルク修道院の2つが残っています。

さて、ワインの話はこのくらいにして、このグルメフェスティバルについてです。
今年で15回目のイベントは、2月24日から3月9日まで開催されました。

1月に参加申し込みをしたのですが、ほとんどのチケットが完売で、私の都合がつくのはオープニングイベントだけだったため、早速2人分申し込んで、私も家人と一緒に出向きました。

すでにこのブログで何回もお知らせしていますが、今年は日独交流150周年ということもあり、
今回のイベントには特別な料理人ゲストを迎えました。

あの青柳の小山裕久さんです。

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こちらの画像は、ちょうどオーストリア国営放送のインタビューに対応されている小山氏です。

2月24日オープニングには、なんと400人も集まり、会場となったワイナリーは超満員。
運よく、席を得ることができて、家人と交替で料理やワインを取りにいくことに・・・・

当日は、小山氏を含めて10人のスターコックが集合、それぞれのスタンドで彼らの料理を提供。
近郊でできたワインも飲み放題でしたが、とにかく人、人、人でワイングラスや料理皿を手にして会場内
を歩くのは難儀でした。

でも、10人の作品を試食できたことは最高の思い出となりました。

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ウィースバーデンのホテル「ナサウホフ」内レストラン・エンテ(ミシェラン1つ星)のシェフ・ミヒャエル・カマーマイヤー氏

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マインツのレストラン「ブッフホルツ」(ミシェラン1つ星)オーナーのフランク・ブッフホルツ氏

ブッフホルツ氏は、テレビでもおなじみのスターシェフですが、話をしてみるととても気さくな方で
すぐにファーストネームで呼び合うことに。わが息子と同じファーストネーム・フランクということもあり意気投合しました。彼の作品はアラスカサーモンを使った絶品でした。

どのスタントも並ぶ客で一杯、料理をサービスする皿も間に合わないほどで、フランクの料理も後半には
小さなお皿で提供していました。そのため写真は撮らないでくれ・・・といわれたので紹介できない
のが残念です。

彼の両手が後ろに回っているのもそのためです。両手に料理を持っていたのですが、料理とお皿が
マッチしていませんでした。料理を作ることも食べることも大好きな私は、彼と料理の話に花が咲きました。

実は、このイベントのあと、私はTV 番組のコーディネートでシュトゥットガルトで旅立ったのですが、
3月上旬帰宅してみると、なんとフランクから彼の料理本が2冊届いていたのです!
気を利かしてくださって、秘書の方が郵送してくださったようです。彼の料理本を手にしたら、1週間の出張の疲れも吹き飛ぶほどうれしくなりました。

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客はワインも程よくまわってきたのか、あちこちでライブバンドにあわせてダンス・ダンスで盛り上がっていました。

夜10時半頃から、ミュンヘンで有名な白ソーセージとお供に定番のプレッセルが提供されましたが、
私たちはおなか一杯で、ギブアップしました。

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ころあいを見て小山氏にインタビューをお願いしました。
本夕の料理は、揚げ絹こし豆腐入りの酒かすスープでした。ドイツでは見かけることのないシンプルで懐かしい味でした。

ちなみに小山氏によると、スープといえども400食を準備するのは並大抵なことではないそうです。
オープニングから2日後に始まる彼のディナーショーは数日に渡り開催されましたが、この準備もあり、大忙しだったようです。詳細は、小山氏のホームページに掲載されています。

ドイツに到着

小山氏には、記事にして公開しますということで飛び入り取材をさせていただきましたが、シュトットガルトから戻って、あの東日本大震災が発生しました。

この大惨事にはショックで1ヶ月ほど仕事に集中できず、執筆活動はしばらく休止していました。

時期を逃してしまい、小山氏の紹介やグルメフェステのことを記事にすることをできなかったことをここにお詫び申し上げます。

小山氏のインタビューの中で、とても含蓄のある言葉が心に響きました。
記事にするなら、是非入れてほしいという小山氏の要望でもありました。

「海外に出ている日本人は、とかくお互いの足を引っ張り合いしている。同じ日本人なのに、どうしていがみ合ったり競争しあったりするのだろうか・・・・日本人同士だからこそ、互いに手をとって仲良くしてもらいたい」
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by foodwatcher | 2011-06-13 18:29 | 食の話