フランツ・リスト生誕200周年・中世のスーパースターに酔ってみたい!

リスト生誕200周年記念祭

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チューリンゲン州観光局提供 ©Roland Wehking

 ピアノの魔術師といわれてアイドル的な存在だったフランツ・リストが生まれて今年で200年。

 これを祝して、彼が滞在したドイツ東部のチューリンゲン州では2011年を「リスト年」とし、コンサートやコンクール、展覧会など200の音楽イベントを開催する。

 同州でのリストの活動の中心地ワイマールは、彼が宮廷楽長として1848年から59年まで過ごした地で、ピアニスト、指揮者、作曲家、教師としても活躍した街。

 バッハやベートーヴェン、後に娘婿となるワグナーなど様々な作曲家の作品をピアノ曲に編曲したリストは、演奏旅行で次々と作品を紹介し、伝達手段のなかったヨーロッパに音楽を浸透させた。

 6月18日から7月9日にはチューリンゲン・フェスティバル「リスト一色」がワイマールを中心に周辺の街で開かれ、世界一流の音楽家を招いて数多くのコンサートが行われる。

 記念祭のハイライトは、6月24日から10月30日までシラー博物館とワイマール城博物館で開催される展覧会「フランツ・リスト―ワイマールのヨーロッパ人」。

 天才的な技巧を持っていたことから6本指の持ち主という噂も信じられていた美男リストは、伯爵夫人たちとのロマンスにも花を咲かせ、私生活でも華やかで波乱万丈な生涯を送った。

 今年の夏は、貴婦人たちを失神させたリストの甘いピアノ曲に酔い痺れるのはいかが。

日本通運ペリカン欧州版2月号寄稿
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by foodwatcher | 2011-04-07 21:05 | 仕事