「岩手に復興支援」ドイツ姉妹州がエールを送る

遅くなりましたが、今回の東日本大震災、日本の皆様にお見舞い申し上げます。

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この画像は、3月21日発売の経済週刊誌フォーカスの特集です。

ドイツで生活していて、私も思いもよらない人から電話があったり、心配して声をかけてくれたりと暖かい言葉をいただいています。うれしい限りです。

私の親族には、被害は及びませんでしたが、とにかく毎日画像から目が放せず、1日中ニュースを追いかけています。

ドイツでも3・11以来、TV特番や雑誌などで連日原発事故について話題は持ちきりです。

次々と日・独より速報が入っていますが、例えば、こんなニュースは日本に届いていますでしょうか?

独ラインランド・プファルツ州は、1999年より岩手県と姉妹提携を結び、交換留学生や葛巻町ワインなどを通じて友好を深めている。

同州首相クルト・ベック氏は、今回の東日本大震災により同県山田町や大槌町の壊滅的な被害の様子を知り、災害地域の経済的損失や復興にむけて「岩手救済」口座を州立銀行に開設、同州やベック氏のホームページで寄付の呼びかけに努めている。

22日には、ベック氏自らがフランクフルト領事館を訪問して、お悔やみの言葉を述べられました。

さて、今回、岩手県と同州のパイプラインとなるのは、岩手県立大学の共通教育センター・日独比較文学史教授ウヴェ・リヒター氏。

盛岡市近郊在住の同教授によれば「岩手では物資や燃料不足が発生しているが、今後、同県復興の支援が重要」という。また、「パニックに陥っても事態は解決しない。道は必ず開ける」と、同氏。今後、同州のホームページにて岩手の報告を更新していく予定という。

また同教授は、「ドイツのメディアは、福島原発事故の報道にヒステリー気味!」と批判し、自身は岩手から脱出するつもりはないと述べた。(3月19日地元誌の取材にて)。

一度は大学の学生と日本脱出を試みられたそうだが、イザ成田に到着すると、ルフトハンザ機は急遽名古屋出発となり搭乗できず、また岩手に引き返したそうだ。

19日、22日とドイツのメディアにて報道された同教授の話からして、おそらく奥様は日本人だろう。実際、息子さんが自衛隊で救助活動に出かけているそうだ。

同教授はすでに日本に30年以上滞在されており、日本を熟知された方だ。日本の様子を把握していないドイツに向けて発信したこの批判は、耳が痛い言葉である。

ただ、ドイツにいる日本人として思うのは、同教授は、あのチェルノブイリ原発事故を身近で体験されていないのではと思う。

遠いドイツから見ると、日本の現状は把握できていない部分もあるのかもしれない。だが、バイエルン州では、いまでもチェルノブイリ原発事故が話題になっているのです。

ちなみに、ドイツ国営放送ZDFでは、25年前に発生したチェルノブイリ原発事故の被曝から、いまだに放射能の影響が出ている現状を報告。

特にバイエルン州では、森林にあるきのこ類を食した野生いのししを大量廃棄処分せざるおえない状態が続いている。

ミュンヘン環境研究所の調査によると、同州南部森林地帯で採取されたきのこには、いまもって暫定基準値以上の高濃度核分裂生成物の放射性セシウム137が含有されているそうだ。

専門家でないのでなんともいえないが、この核分裂生成物には、セシウム、ヨウ素、テクネチウム等がある。特に話題に上るのが、この放射性ヨウ素131だ。

甲状腺に放射性ヨウ素が蓄積されると、甲状腺の機能障害や最悪の場合、ガンになる。でもこのセシウムはあまり知られていないのでは。

日本ではほうれん草などに放射性物質が検出され、また、本日東京の水道水にも放射性物質が検出されたということだが、この先どうなるのだろうか。

福島原発事故では、メルトダウン(炉心溶解)は報告されていない。

ドイツもFUKUSHIMAに注視し続けている。
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by foodwatcher | 2011-03-23 23:40 | 生活情報袋