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メリークリスマス!


我が家の周辺はドイツのトスカナといわれる場所で、冬は寒いものの雪はほとんど降らない。それが今年は、異例の大雪に見舞われ交通麻痺で道路も空路も混乱しています。

毎朝目を覚ますたびに、まずは外を眺める事が日課となった。どれくらい雪が降っているのかな~と。

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クリスマス前のショッピングにはやはり車で出かけることが多く、移動中よくプラハで4年間生活していた事を思い出す。あの頃は、毎冬雪との戦いでした!マイナス10度や20度は日常の事で、雪が降っても道路はそのままでした。

子供たちのドイツ学校にはもちろん通学バスなどなく、学校の近郊に住んでいたが、やはり送り迎えは私の役目でした。学校に行く途中、ひとつ坂があり、いつも滑らないように祈りながら走ったものです。それと一番恐ろしかったのは、自分の車には冬用タイヤを装備してあっても、チェコの人たちは、冬でも夏用タイヤで走行していたことです。相手が突っ込んでくれば、避けようもないので、本当に不安な毎日だった。

そんな思いをしながら、家に入ると暖房が入って真夏のような暖かさ・暑さ!。プラハの人たちは家の中ではTシャツで過ごしている人が多かった。

話し変わって、冬はやはり温泉が一番ですね。
日本通運欧州版ペリカン12月号にドイツのヴィースバーデンの巻頭記事を寄稿しました。私の中ではヴィースバーデンといえば、ドイツ連邦統計局があることがまず頭に浮かびます。

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フランクフルトはドイツの玄関といわれ、ヘッセン州の州都とよく思われるそうですが、州都はヴィースバーデンなのです。

温泉地といえば文豪や音楽家が好んで保養した事で有名ですが、この街にもやはり多くの人が逗留しました。ここの温泉は、塩化ナトリウムを多く含むことから、リューマチや呼吸器官治療に有効とのこと。

温泉地にかかせないカジノは、ここヴィースバーデンにもあります。ロシアの文豪ドストエフスキーも長期逗留をし、カジノでルーレットに熱中して大敗した。のちに、そのときの苦い体験をもとに、ロマン長編小説「賭博者」を書き上げたそうだ。

音楽家といえばブラームスがこの街で「第三交響曲」を完成させました。また、ワグナーは、この街で歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の作曲にいそしんだそうだ。

少し息抜きに温泉に出かけたいと思うが、大雪で交通渋滞が続くので移動はやめておこう。我が家のバスタブでクラシック音楽を聞きながら、今夜もゆっくりしたい。
by foodwatcher | 2010-12-22 19:10 | 生活情報袋