3096日

今夢中になって読んでいる本をご紹介。

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タイトルは「3096日」
1998年3月2日に誘拐されて、3069日監禁されたオーストリア人ナターシャ・カンブシュさんの本です。(自伝書ですが、実は2人のゴーストライターによって書き上げられたものです)

10歳のときに拉致されて、広さわずか5平方メートルの地下一室に閉じ込められていた3096日の生活をつづったものです。

事件前日までは、母親と一緒に学校に出向いていたが、当日は初めて一人で登校し、学校に到着することもないまま、監禁生活を8年半も強いられてしまった。

失われた子供時代の思いと、極限状態に置かれた彼女がどのように希望を見出していったかが詳細にわたり記載されています。

精神的にも肉体的にも虐待を受け、自殺をしようと思ったことが何度もあったとか。
でも、死ぬのは自分ではない!こんなひどい事をしている犯人のほうが死ぬべきだと思いなおし、自分を励ましつづけたそうだ。

太陽の光を受ける事もなく、新鮮な空気を吸うこともできず、いわゆる牢獄の中で生活していた彼女の楽しみの一つは、本を読むことだった。

週末を除いて1日に2回ほど様子を見に地下室へきていた犯人にお願いし、本を持ってきてもらっていた。その本に没頭している間だけは、ファンタジーの世界に入り込み、つかの間であったが自分の置かれている環境を忘れる事ができたとのこと。

ご存知の方もあるかと思いますが、逃亡に成功して暗闇の生活から脱出できた彼女は、今22歳。普通の生活を取り戻しつつあるようです。

本から得る知識欲を決して捨てなかった彼女の語彙の多さや筋の通った話しぶりは、3096日間全く外部とのコンタクトがなかったとは信じられないほど。当時オーストリアテレビでの特別インタビュー番組で話を始めた彼女の博識さには私も唖然としたのを覚えている。

就寝前にベットに持ち込んで読んでいる私ですが、そのすさまじさに目も覚めてしまうほど!
それでも病みつきになってます。
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by foodwatcher | 2010-11-14 19:03 | 知恵袋