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まだ立ち直らない東西の貧困格差

ドイツ統計局には貧困格差というカテゴリーの統計はないようだ。
そこでといっては何だが、ベルテルスマン財団による調べが発表された。

東西の貧困格差は相変わらず激しいようで、国内では南に行くほど貧困で困っている人が少ないとのことだ。・・言い換えれば高収入でなければ住めないということか・・・

拡がる東西の貧困格差

ベ ルテルスマン財団(Bertelsmann Stiftung) がこ のほど発表した貧困率の州別比較に関する報告によると、貧困リスクが一番高い街は首都ベルリンで、住民の20%、つまり5人に1人が公的扶助を受けている そうだ。

次いで、ザクセン=アンハルト州、ブレーメン、メクレンブルク=フォアポンメルン州の17%。一方、バーデン=ヴュルテンベルク州やバイエルン州 など西側では貧困率は低く、東西の貧困格差が依然激しい事実が浮き彫りとなった。

また、今回の調査結果で注目すべき点は、1人親世帯における貧困が深刻化 していること。たとえば西側の州では、貧困層の中で1人親世帯の占める割合は20%前後であるのに対し、東では20歳以下の1人親だけを見ても、全貧困層 の35%に上るという。

貧困化に拍車をかけている不況の一刻も早い克服が望まれますね。

ドイツニュースダイジェストパノラマ寄稿
by foodwatcher | 2010-02-04 01:32 | 仕事